2019年3月29日金曜日

初心者の株式投資~買い時OR売り時?


これからNISAを使って株式投資をしようと思われる方もおられるのではないでしょうか?今は株式投資において買い時か売り時か迷うところです。株価に影響を与える要素とともに、今が買い時か売り時かについてお伝えしていきます。

株価に影響を与える要素は?

買いたい銘柄が決まった場合、チェックすべき事柄がいくつかあります。つまり、株価に影響を与える要素がクリア出来ているかどうかです。株価に影響を与える要素をいくつかご紹介しましょう。

内部要因と外部要因がある?

株価に影響を与える要因は、会社の業績、配当や設備投資などの内部要因と、日経平均株価、ダウ、上海市場を形成する世界各国の情勢などの外部要因があります。

次の決算の会社予想

証券会社では各銘柄について業績とともに、次の決算予想をしています。買おうと思っている銘柄について、次の決算予想がいいかどうかはチェックしておきましょう。

新しいIRそして納得できるIRの表示

株価が上昇する原因としては2種類あります。それは、期待感と実際の業績です。新しいIRが出る事は、株主はじめ利害関係者達にその後の収益の上昇をアナウンスしている事になります。その結果、次の決算の大幅な黒字化や上昇を大口投資家達が認めた場合、上昇する要素になります。しかし、IRによっては株価上昇に直結しない場合もありますので要注意です。

外部要因は必ずチェック

これから株式投資をしようと思う場合、ついついその銘柄のチャートだけに注目しがちです。しかし、株価は内部要因<外部要因で影響されてしまいます。そのため、まずはこれらの相場をチェックし、購入日以降の相場が上昇気流にあるという判断がついてから買うべきでしょう。

・日経平均株価
・ダウ平均株価
・上海総合指数

例えば、上海総合指数が下落すれば日経は下落する傾向があります。日経が下落すれば多くの銘柄も下落する傾向があります。また、ダウが下落すれば上海総合指数も下落しやすい傾向がありますので、これらの3つの市場の動向は日々チェックしておくことが求められそうです。

国際情勢は株価に影響を与える?

アメリカ、中国は日本よりもGDPが多くなっています。2017年度においては日本が4.9兆米ドルなのに対し、アメリカは19.4兆米ドル、中国は12.0兆米ドルです。また、外交関係では日本に近いロシアの情勢もアメリカ、中国、EUや中東の外交や経済情勢とともに悪化していないかなどのチェックもしておくことがポイントです。せっかく銘柄を買ったのに下落することがあるからです。例えば原油価格が上昇した場合、原油を使う航空産業などの銘柄は下落しますが、石油会社、商社や風力発電会社などの銘柄は上昇します。

株式分割の場合は要注意

一般的に株式分割を近い時期に控えている銘柄は上昇すると考えられています。しかし、外部要因が悪い場合に株式分割すると、株価が安定せずに暴落することもあります。つまり、これから外部要因がいいと判断できる場合の株式分割銘柄に注目するといいようです。株式分割されると、既存株主の株式数は増加するので、上昇すれば利益も多くなります。株式分割銘柄を選ぶ場合、増配銘柄を選ぶのをおすすめします。増配銘柄とは、株式分割しても配当金は分割されない銘柄の事です。例えば、1200円の配当金とされている銘柄が2分の1に分割されれば、一般的には配当金は1100円になります。しかし、増配銘柄の場合、分割後も1200円のままなので配当利益が分割前よりも増えるメリットがあります。

今の外部要因~買い時OR売り時?

10月に入ってから日経平均株価は大幅に下落していますし、上海総合指数は20181月から下落を続けています。原油価格が急騰し、アメリカが中距離核戦力全廃条約を離脱、イギリス政府のEU離脱延長などの下落懸念材料はあります。しかし、現在の日経平均株価である22532円が底値であり再度、高値の24000円台をめざす時期に入っているという予想もあります。上海総合指数が回復し、上昇気流になれば日経も2020年の東京オリンピックに向かって上昇気流圏に入ると強気になれそうですが、今後の展開については様子見だという意見が多いようです。株式投資は安い時に買い、高値で売るのがいいとされているので、今が買い時である事は間違いなさそうです。ポイントは底値かどうかの判断だと言えそうです。


0 件のコメント:

コメントを投稿